最近の研修の様子
新規就業者コース(後期)
林産:原木売状況
@ウッドピア市売協同組合さま(三重県松坂市)
R5.12.6
①市売りの様子。
我々がお邪魔した日は、特別市と呼ばれる日な上に、年1回の木材まつりの日で、三重県森林組合連合会さまの記念市出荷が700㎥、全体では4,000㎥の出荷がありました。
※写真は、ウッドピアさまを代表して、担当してくださった谷口さま(三重県木造住宅協同組合)と。
チリン♪チリン♪チリン♪と、ベルの音で競りがスタート。
森林組合さまのスギ、ヒノキから分かれて始まりました🌲
原木がものすごい速さで、どんどん売れていました!
金額だけは聞き取れていましたが、競り独特の掛け声、合図で、もう何がなんだか・・・
「○○番さん!」が、取引が決まっている合図とのことでした。
次に、同時進行中の製材品の競りも見学。
こちらも、ものすごいスピードでウン十万の取引が決まっていきます。
ライバル(競りの競合相手)が多いので、単価も上がりやすいとのこと。
二方無節(2面節なし)→三方無節(3面節なし)→四方無節(4面節なし)
といった順に値段が高くなります。
手入れ(枝打ち等)をしているところ、製材する人の技術があるところは、節のない、すごくきれいな材がとれるそうです。
受講生も、競りが進むスピードに圧倒されながらも、原木、製材品に夢中になっていました😆✨
②製材工場編です。
ウッドピアさまは、丸太~家(建築)までのコンビナートになっています。
なんでしたら、バイオマス発電まで。
環境に配慮されており、SDGsの観点からも理にかなっている施設と言えます。
また、ウッドピア全体、加工技術が高く、品質管理がしっかりしているというお話もありました。
まずは、びわ湖材認定事業体でもあるグリーンウッドタクミさまの製材工場から見学させていただきました。
グリーンウッドタクミさまでは、2億円の製材機を導入されており1日500~600本の製材が可能で、6人分の人件費が削減できるとのことでした。
確かに、ものすごくスピーディーに製材されていたので、6人分の人件費削減という話にも納得でした!
次に、Jスマイル内装材協同組合さまの工場へ。
その名の通り、内装材を加工しておられます。
屋久杉の内装材を持たせてもらったりもしました。
屋久杉は、一般的なスギよりも密度が高いため、重たいそうです。
確かに、重量感がありました!
最後は、ウッドピア サンモクさま。
こちらは、プレカット工場です。
年間400棟分のプレカットをされているそうです。
やはり、スギ、ヒノキのプレカットが多いとのこと。
ウッドピアのみなさまには、大変親切にしていただきました。
更に、この日、偶然にも三重県の緑の雇用受講生さまたちが研修に来られており、便乗して、一緒に説明を受けながら製材工場を回ることができました。
非常に有意義な視察研修でした😊
ありがとうございました!